格安航空&LCC完全ガイド
2010年 12月 19日
書店で、「MONOQLO特別編集 格安航空&LCC完全ガイド」というムックを見つけたのでお買い上げ。 これはオススメです! まずは誌面に漂う、「おもしろがって作ってまっせ」という雰囲気がよろしい。もちろん、それだけでなく、役に立つ記事もたくさんあります。例えば、「プロのタレコミでわかったがっかりエアライン」(デルタとエミレーツ、JAL)とか、「旅行代理店スタッフ覆面座談会」とか。LCCだけでなく、レガシーキャリアの安いチケット、安い路線もフラットに扱っているのもいい。モノによっては、確かにLCC並に安いチケットもあるわけだから。ムックのテーマは「お得な航空券」なんですわ。
笑っちゃうような記事もありました。「税関の行列を回避するために、わざと関税品を持ち込め!」。課税対象の審査は非課税に比べると空いているので、こちらを利用すべし。ただし、巨額の課税をされては意味がないので、オススメはワイン。4本目からは課税対象になるけれど、課税は150円だよん、という内容です。面白い情報だけど、行列を避けるためにワインを4本も持って行くのかよ、と思わずつっこみたくなりますな。 でも、こういう記事は楽しいと思う。話のネタになるし。ほかにも、「入会するのは『ちょっと待った!』な黄信号・航空系カード5枚」とかね。誌面に利用者目線が感じられます
LCCガイド本としては、イカロス出版が出した「格安エアライン利用ガイド」もあり。 こっちも買いましたが、これはねー。まったくの期待はずれ。まずレイアウトが良くない、読みづらい、楽しくない。作り手側の体温が低いカンジ。この本は、LCCを紹介するにしても、軸足が航空会社なのよね。エアアジアはこの路線とか。ジェットスターはこんなサービスだとか。それに対して、「MONOQLO特別編集 格安航空&LCC完全ガイド」の方は、まず目的地ありき。中国方面に行くなら、オススメは関西初のジェットスター(1万2000円〜)、次はチャイナエア(2万5000円〜)。行きたい場所に安く行くための情報にフォーカスしています。
イカロスのムックはエアライン本体に寄りすぎ。どれがお得?どのエアラインを選べば安く行ける?満足できる?というお買い得情報を求める人には向いていない。どっちかといえば、航空業界の動向とか、LCC登場の背景とか、機材とかLCCターミナルなどの情報を知りたい人向けですな。ま、そっち向けだとしても完成度は低いと思う。記事が杓子定規で切り口に新しさがないんですよ。ちょっと言い過ぎたかな。
笑っちゃうような記事もありました。「税関の行列を回避するために、わざと関税品を持ち込め!」。課税対象の審査は非課税に比べると空いているので、こちらを利用すべし。ただし、巨額の課税をされては意味がないので、オススメはワイン。4本目からは課税対象になるけれど、課税は150円だよん、という内容です。面白い情報だけど、行列を避けるためにワインを4本も持って行くのかよ、と思わずつっこみたくなりますな。 でも、こういう記事は楽しいと思う。話のネタになるし。ほかにも、「入会するのは『ちょっと待った!』な黄信号・航空系カード5枚」とかね。誌面に利用者目線が感じられます
LCCガイド本としては、イカロス出版が出した「格安エアライン利用ガイド」もあり。
イカロスのムックはエアライン本体に寄りすぎ。どれがお得?どのエアラインを選べば安く行ける?満足できる?というお買い得情報を求める人には向いていない。どっちかといえば、航空業界の動向とか、LCC登場の背景とか、機材とかLCCターミナルなどの情報を知りたい人向けですな。ま、そっち向けだとしても完成度は低いと思う。記事が杓子定規で切り口に新しさがないんですよ。ちょっと言い過ぎたかな。
by butterbur-sprout
| 2010-12-19 16:32
| 飛行機