イスラームのとらえ方
2009年 01月 08日
イスラエルのガザ侵攻に関するTV報道に腹が立つ。
どうして真実や背景をちゃんと伝えないのさ。
そもそもこれは戦争じゃない。イスラエルによる殺戮、虐殺です。
ハマスはいっつもイスラム過激組織という枕詞がついているけれど、正しく書くなら、パレスチナ自治評議会第1党。選挙で選ばれた合法的な組織です。過激というなら、イスラエルにも同じ形容詞をつけるべき。あ、アメリカにもね。
ハマスが支持を集めているワケ、いまこの時期にイスラエルが攻撃を始めた理由、アメリカの支援によってイスラエルが存続している事実なんかがスルーされているなんて、あまりにも偏っている。
そこにあるのはイスラームへの偏見と無知。「元々はユダヤ人が住んでいて、その後、イスラームが支配した」などというミスリードはやめてほしい。異教徒に対して非寛容きわまりないのはユダヤ教やキリスト教の方じゃん。
かくいう私は別にイスラームの専門家ではありません。特別詳しいわけでもないと思う。でも旅行するようになって知りたいと思うようになった。だって、イランってものすごーく治安が良い国なんですよ。もちろん危険な地域もありますが、それは例外であって基本はホント安全。あれ、なんだか様子が違うぞ、私が持っていたイスラームに関する知識って何だったの、と疑問に思い出して、いくつか本を読みました。
で、役に立った本は何冊もありますが、わかりやすさ、読みやすさでオススメはコレ。
山川出版社の世界史リブレット「イスラームのとらえ方」。淡々とした記述の中に、著者の「欧米が植え付けたイスラームの偏見を解きほぐしたい」という叫びが感じられてイイ。
目次は以下の通り。
1. イスラームのキーワード
2. クルアーンとムハンマド
3. イスラーム法
4. スーフィズム
5. シーア派とスンナ派
6. イスラームと政治
このシリーズにはほかにも「 イスラームの都市世界」「イスラームの生活と技術」「 イスラーム世界の危機と改革」「中東和平への道」「ヨーロッパとイスラーム世界」「現代イスラーム思想の源流」「中央アジアのイスラーム」などが揃っています。
青臭いことを言えば、海外旅行のいいところって、訪れた国のことをもっと知りたくなり、平和を祈りたくなるところにあると思う(ほかにもありますが)。観光は、平和、安全、健康というキーワード抜きには成立しないのよね。
どうして真実や背景をちゃんと伝えないのさ。
そもそもこれは戦争じゃない。イスラエルによる殺戮、虐殺です。
ハマスはいっつもイスラム過激組織という枕詞がついているけれど、正しく書くなら、パレスチナ自治評議会第1党。選挙で選ばれた合法的な組織です。過激というなら、イスラエルにも同じ形容詞をつけるべき。あ、アメリカにもね。
ハマスが支持を集めているワケ、いまこの時期にイスラエルが攻撃を始めた理由、アメリカの支援によってイスラエルが存続している事実なんかがスルーされているなんて、あまりにも偏っている。
そこにあるのはイスラームへの偏見と無知。「元々はユダヤ人が住んでいて、その後、イスラームが支配した」などというミスリードはやめてほしい。異教徒に対して非寛容きわまりないのはユダヤ教やキリスト教の方じゃん。
かくいう私は別にイスラームの専門家ではありません。特別詳しいわけでもないと思う。でも旅行するようになって知りたいと思うようになった。だって、イランってものすごーく治安が良い国なんですよ。もちろん危険な地域もありますが、それは例外であって基本はホント安全。あれ、なんだか様子が違うぞ、私が持っていたイスラームに関する知識って何だったの、と疑問に思い出して、いくつか本を読みました。
で、役に立った本は何冊もありますが、わかりやすさ、読みやすさでオススメはコレ。
山川出版社の世界史リブレット「イスラームのとらえ方」。淡々とした記述の中に、著者の「欧米が植え付けたイスラームの偏見を解きほぐしたい」という叫びが感じられてイイ。
目次は以下の通り。
1. イスラームのキーワード
2. クルアーンとムハンマド
3. イスラーム法
4. スーフィズム
5. シーア派とスンナ派
6. イスラームと政治
このシリーズにはほかにも「 イスラームの都市世界」「イスラームの生活と技術」「 イスラーム世界の危機と改革」「中東和平への道」「ヨーロッパとイスラーム世界」「現代イスラーム思想の源流」「中央アジアのイスラーム」などが揃っています。
青臭いことを言えば、海外旅行のいいところって、訪れた国のことをもっと知りたくなり、平和を祈りたくなるところにあると思う(ほかにもありますが)。観光は、平和、安全、健康というキーワード抜きには成立しないのよね。
by butterbur-sprout
| 2009-01-08 23:46
| その他